前局、面前（メンゼン）でそこそこの点数（目安として3900以上）をあがった
とする。で、その次局このような配牌をもらったとしよう。（図１参照）

（図１）

　　あなたは役牌を２つ鳴いて、このような牌姿に仕上げたいと思うかもしれ
ない・・・。（図２参照）

（図２）

　しかし、せいぜいテンパイどまりで、決してあがることは出来ない。何故なら、
オカルトシステムの�ｂP２の存在が、ここにあるからである。前局、面前手で
仕上げた場合は、このような牌姿を目指すのが正しい。（図３参照）
　

（図３）

　実戦でも、ツイている人の仕掛けは警戒され、思うように鳴くことができず手
が進まないという経験が、往々にしてあるだろう。また、ツイている時に自分で
鳴いてツモ番がずれ、良い牌が他家に流れて、思わぬ反撃リーチを喰らうこと
も陥りやすいひとつのパターンだ。
　面前であがれるということは、裏を返せばツモに恵まれているということ。その
良いツモ流れを次局にも生かし、ツキの勢いを確固たるものにすることが肝要で
ある。

　ただし、他家が先に動いた場合は、話は別でこのシステムには当てはまらない。
間に合わせるために、対抗して動くのが実践的であろう。そして場は荒れ、混沌
として行くのだが・・・。