たとえば東１局にいきなり、ダマテンの満貫に振り込み、東２局にもリーチ
合戦で負けて３９００点を振った南家が、点棒を取り返すべく下記の捨て牌で
リーチを掛けたとする。（図１参照）

（図１）

　　東３局この時あなたは西家で、持ち点は原点。下記の手でテンパイが入
った。赤赤でドラは北のチャンス手。さぁ何を切る？（図2参照）

（図2）

ツモ

　普通なら、５索切りダマ（好みによってはリーチ）だろう。しかし、ここはオカルト
システム�ｂV８により、發切りの追いかけリーチが正しい。
　南家は「チクショー、カン５索だったら一発ツモだったよ〜」と、５索を河にツモ切
るので、そこをすかさずロンだ。裏も乗り倍満のあがりでブットビ終了（予定）。
   みなさんも、経験があると思う。ツかない時、ターツ落しの選択ミス（というより
合理的な手順を踏んだ結果）裏目って、嫌った方の牌をツモってきてしまうことを。

　しかし、注意点がひとつ。これはあくまでも、落ち目の奴がリーチをかけ無防備に
なった状態を狙うのがミソだ。この場合、南家がテンパイするがあがれず、当たり
牌をつかまされるという不ヅキの落ち目状態であることが前提条件として存在し、
システムが発動したのである。間違っても、場が平らな東１局や、ツイている奴に
このシステムで対応してはならない。誤ったシステム使用は、身の破滅につなが
るのである。